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11 20
2011

詩一覧

新川和江『記憶する水』

新川和江『記憶する水』(思潮社、2007年)。「現代詩手帖」「女性のひろば」「詩と思想」「詩学」などに掲載された20篇を収録。女声合唱とピアノのための組曲「良寛」(鈴木輝昭/音楽之友社)のために書き下ろされた詩がおさめられています。

   I
遠く来て
記憶する水
ときどき自分が…
欠落
真夏の木
ワイパー
担語三兄弟
この足のうら

   II

はげしく生きてきた者だけが…
あんかおろして
良寛――組曲
  春の一日
  五合庵
  鞠をつこう
  今はあい見て

   III
立冬
初島にて
草シネマ


ちょん、ちょん、と小鳥が…
暗誦
草に坐って
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11 19
2011

詩一覧

室生犀星『愛の詩集』

詩一覧第2弾は、室生犀星の第1詩集『愛の詩集』(1918年)です。同年に出版された第2詩集『抒情小曲集』に比べて気負った作品が多く(序文が一番気負っている)、したがって、全体的に詩の行数が長い。そのためか、作曲家には『抒情小曲集』ほどの人気がないようです。「朝の歌」「しぐれ」あたりは作曲しやすいと思います。

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をさなき思ひ出
序詩

   故郷にて作れる詩

はる
桜咲くところ
万人の孤独
蒼空
万人の愛
朝の歌
夕の歌
未完成の詩一つ
萩原に与へたる詩
犀川の岸辺
故郷にて冬を送る
小詩一つ
罪業
しぐれ
秋くらげ

   愛あるところに

永遠にやつてこない女性
自分の生ひ立ち
雨の詩
女人に対する言葉
愛あるところに
子供は自然の中に居る
大学通り
何故詩をかかなければならないか

   我永く都にあらん

よく見るゆめ
また自らにも与へられる日
自分もその時は感涙した
この喜びを告ぐ
自分の室
我永く都会に住まん
この苦痛の前に額づく
ある街裏にて
この道をも私は通る

   幸福を求めて

街と家家との遠方
美しい晩にかいた詩
詩の一つ
郊外
汚れにも生きられる
燭の下に人あり、本を読めり
冬の霊魂
永久孤独な自分
幸福を求めて
ドストイエフスキイの肖像
結婚時代
赤城山にて
良きもの深きもの
鷲の詩
打ち打たるるもの
自分の使命
永久の友
父なきのち
11 18
2011

詩一覧

吉原幸子『幼年連祷』

前回の記事を書いて1年半以上放置して申し訳ございませんでした。

何年か前から、サイトの作成作業のかたわら、自分の検索用に、「日本詩人愛唱歌集」で扱う詩人の作品リストを作成しております。一部は「詩一覧」というページで公開しています(たとえば、「萩原朔太郎 詩一覧」)。ただし、「詩一覧」で公開している内容については、訪問者向けに作成した簡単なデータ(詩集に収録されている詩のタイトル、一部の詩人や詩についてテキストの冒頭部を示しているだけ)であり、それとは別に、自分向けに作成している「もっと詳細なデータ」というのが存在します。2種類のデータを作成するのは相当時間がかかる作業で、今も全詩人のデータができあがっていません。

今回は、作成中の「詩一覧」を詩集ごとにアップすることにしました。第1弾は吉原幸子の処女詩集『幼年連禱』*(1964年)より。()内は、詩の冒頭部。
*『幼年連祷』 最後の文字が表示されない人向け。

   けものたち
くらい森

無題《ナンセンス》

不眠
野宴
蠅とりびんに

仔犬の墓


   幼年連祷・一
I 花
II 人さらひ
III 罪
IV 夢遊病
V 赤い夜店
VI こひびとよ
VII 挽歌

   幼年連祷・二
I 喪失
II 病院
III 絵本
IV 植木市
V もらった記憶
VI とんぼ
VII 怠け者のうた
VIII 虐殺
IX 熱
X 夢
XI 生きものの夏
XII 憧れ
XIII 信号機

   幼年連祷・三
I 喪失ではなく
II 朝
III 道路
IV おとぎ話
V じゃんけん
VI かくれんぼ
VII 呪ひ
VIII 吊し柿
IX 空襲
X 疎開の秋
XI 初恋

   幼年連祷・四
I あたらしいいのちに
II Jに(空を仰ぎ)
III Jに(おまへの瞳に)
IV Jに(にぎりこぶしを)
V Jに(おうちなんていふ)
VI Jに(めざめた時)
VII Jに(タオルをけとばし)
VIII Jに(身をのり出して)
IX Jに(ぼくは セロリをかむ)
X Jに(おまへの指のつけ根に)
XI Jに(また 嵐がきて)
XII Jに(鼻のあたまに)
XIII Jに(おまへの生れた)

   かなしいおとなのうた
忘れた
日常
子に
蜃気楼
ひとで

夜明けに

過去との会話
おまへが だんだん……
彼の一日
通勤
墓碑銘
プロフィール

scaffale

Author:scaffale
「日本詩人愛唱歌集」「校歌の花束」の管理人

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